最終回になります。
前回に引き続き、各政党の全国平均よりも高い得票率の市町村に色付けしています。
市町村の枠線で塗りつぶされてしまうため、非該当の市町村を灰色で色付けしています。
防衛力強化が進む南西諸島の結果は個人的に気になります。
なお、市区町村の区域データは国土数値情報ダウンロードサイトを参照しています。
まずは、自民党。

人口の多い市町村は非該当となっていました。国境の島である与那国町でも平均以上の得票率となっており、同島における昨今の防衛力強化は支持されているのか、人口に占める自衛隊員の割合が高さが影響しているのか分かりません。
次、公明党。

奄美大島や名護市を含む沖縄本島北部、石垣島など、得票率が全体的に高い結果となりました。
次、日本維新の会。

該当の市町村はありませんでした。
次、立憲民主党。

該当の市町村はありませんでした。日米同盟推進派なので得票率が低めになっているのでしょうか。
次、国民民主党。

該当の市町村はありませんでした。こちらも、日米同盟推進派なので得票率が低めになっているのでしょうか。
次、日本共産党。

那覇市、糸満市、石垣市などで高い得票率となっていました。反米軍の立場ですが、米軍基地周辺の市町村では得票率が特に高いわけではありませんでした。
次、れいわ新選組。

沖縄本島、石垣島、西表島で高い得票率となっていました。米軍基地に対しては反対ほどではないが慎重派のスタンスですが、米軍基地周辺の市町村で一定の支持を得ていそうです。
次、参政党。

れいわ新選組と同じような分布となっており、奄美大島でも高い得票率となっていました。反米軍、軍事力強化のスタンスですが、米軍基地付近の市町村と国境付近の市町村で一定の支持を得てそうです。
次、社民党。

広い範囲で得票率が高い結果となっていました。反米軍の立場の受け皿となっていそうです。
次、NHK党。

主に沖縄本島で高い得票率となっていました。NHK党は米軍に対して支持・反対、どちらのスタンスなのか印象は薄いですが、基地周辺の市町村でも一定の支持を得てそうです。
最後、幸福実現党。

沖縄本島や石垣島などで高い得票率となっていました。公明党と補完するような分布になっていました。
以上が、南西諸島の結果になります。
中道の自民党、立憲、国民の得票率は高くなく、左派、右派のはっきりした政党の支持が高いように思いました。